早稲田大学創設者大隈重信侯爵

❐ 社会主義経済学講義要項

マルクスの経済理論について厳密な再評価を試みる。価値論、再生産論、生産価格論、 恐慌論に関するマルクス固有の古典的議論を整理し、それらの現代的な再構成を行う。 他学派との比較検討、現代経済学との関係等々、出来る限り幅広く議論を展開する予定である。


第01回:I. 序--Marxの哲学と経済思想の概観

第02回:II.労働価値説--商品と労働の二重性

第03回: 価値形態論と貨幣

第04回: 交換と価値実体

第05回:III.剰余価値論--資本の原始的運動と労働力の商品化

第06回: 生産過程の二重性と価値増殖

第07回:IV.資本の循環--貨幣資本、生産資本、商品資本

第08回:V.再生産表式分析--単純再生産

第09回: 拡大再生産

第10回: 貨幣の還流法則と需給一致の均衡の意味

第11回:VI.価値から生産価格への転化--剰余価値から利潤へ、価値から価格への転化

第12回: 転化手順の継続と生産価格の一般的定式化

第13回:VII.現代的再構成--基礎的枠組(単位価値と数量への分解、技術情報の係数化)

第14回: 経済の基本条件(価値と数量の正値性)

第15回: 剰余価値と剰余価値率、転化と生産価格

第16回: 必要労働と剰余労働

第17回: Marx基本定理

第18回: 価値、生産価格と成長の二重の双対性

第19回:VIII.Sraffaの標準商品論--問題意識と基本的枠組

第20回: 価格と分配の同時決定性に関する考察

第21回: 賃金利潤曲線

第22回:IX.複雑労働の単純労働への還元問題--予備考察

第23回: 一財一複雑労働の模型

第24回:X.価格と成長の動学--Marx模型に於ける動学の基礎的枠組と双対不安定性

第25回:XI.固定資本の問題--減価償却、最大成長率

第26回:XII.生産価格と技術進歩--費用低下と超過利潤

第27回:XIII.資本家経済の景気循環--Harrod-置塩模型

第28回: 過剰生産恐慌

第29回:XIV.商品経済と計画経済--「見える手」の必然性

第30回:まとめ・評価・他

❐ 社会主義経済学 I/II 20xx 年度 試験問題

本ページには,講義に関係する資料,講義録,練習問題を 掲示する.


❖ 2008年 11 月 中間試験に関して

中間試験に替るレポート課題

中野麻美『労働ダンピング』岩波新書,または, ポール・クルーグマン『恐慌の罠』中央公論新社,を読み, 重要と思われる論点を選んで,書評の形式で各自の見解を展開 せよ.

提出要領 : 2008 年 12 月 5 日(金)教場で提出. 6000 字以内.横書き,ペン書に限定.ワープロ不可. 鉛筆書き不可.A4 用紙を使用の事. 表紙として,政治経済学部の A4 レポート用表紙を付ける 事.


❖ 2008 年 1 月 27 日 : 定期試験問題に関して

論述問題

2 題から 1 題選択.

1. Marx や Sraffa の生産価格論の概要について述べ, それらが持つ,現在経済の理解に対する積極的な意味を論ぜよ.

2. 資本主義経済の不安定性と安定性について,私見を述べよ.


❖ 2008 年 1 月 11 日: 冬期休暇課題図書の書評論文の提出 について.

既に作年末教場で指示の通り,

G. デュメニル,D. レヴィ『マルクス経済学と現代資本主義』こぶし書房

に関する書評論文を提出すること.

書式 : A4,5000 字程度,横書き,ペン書,ワープロ不可. 政治経済学部のレポート用表紙を付す事.

提出期日 : 1 月 18 日,於教場(原則). 何等かの事情がある場合には,理由を付して, 研究室扉黄封筒 に,1 月 25 日迄に投函の事.


❖ 2007 年 11 月 30 日: 中間試験に替るレポートの提出日時の件, 本日休講のため, 一週間延期する.12 月 7 日迄.


❖ 2007 年 11 月 9 日: 中間試験に替るレポート課題

中野麻美『労働ダンピング』岩波新書,を読み, 重要と思われる論点を 1 つ選んで各自の見解を展開せよ.

提出要領 : 2007 年 11 月 30 日(金)教場で提出. 6000 字以内.横書き,ペン書に限定.ワープロ不可. 鉛筆書き不可.A4 用紙を使用の事. 表紙として,政治経済学部の A4 レポート用表紙を付ける 事.


❖ 2007 年 01 月 26 日: 定期試験の論述問題

次の 2 題から 1 題選択して解答する.

1. Marx と Sraffa の生産価格論,分配論の概要を述べよ.更に,それらの議論が 持つ, 現代経済の理解に対する積極点を考察せよ.

2. 資本主義経済の景気変動(循環)について,Marx の 2 部門モデルから どのようなシナリオが可能か,考察せよ.

論述の解答は,解答用紙に二列で記入する事.


❖ 2006 12 19 : 冬期休中のレポート課題に付いて

下記の書籍から 1 冊を選択し,書評論文(副題可)を提出すること.

G. デュメニル,D. レヴィ『マルクス経済学と現代資本主義』こぶし書房

中野麻美『労働ダンピング』岩波新書.

提出要領: 2007 年 1 月 12 日(金),教場で提出. 8000 字以内.横書き,ペン書,ワープロ可. 鉛筆不可. A4 用紙を使用の事. 表紙に政治経済学部の A4 レポート表紙を付ける事.


❖ 2006 年 11 月 30 日: 中間試験の件.

論述問題は次の 2 問から 1 問選択して解答.

[A] 商品の交換比率(価格)の決定が交換過程で何故完結し得ないのか, 簡潔に述べよ.

[B] 労動力と労働の概念規定を明確にし,剰余価値生産の機構を説明せよ.


❖ 2006 年 1 月 25 日: 定期試験の件.

論述問題は,次の 2 題から 1 題選択して解答.

1. Marx と Sraffa の生産価格理論を比較,論評すること.

2. 資本主義経済の不安定性について,私見を述べよ.

論述の解答は,用紙に 2 列で記入の事.

字句・用語説明: 2 題選択

計算問題: 2 題 4 問.複雑労働の還元問題, 日本経済に付いて,簡単なデータから,賃金利潤直線を引き, 利潤率に対応する労働分配率を計算する.

(日本経済のデータは前期の定期試験で使用したもの. 最大利潤率,現実の利潤率など,予め計算しておく事.

日本の 2000 年度の総産出は(集計量)は,生産財投入 533 兆円, 賃金所得 276 兆円, 利潤 151 兆円,計 960 兆円であった.)


❖ 2005 年 12 月 16 日 2005 年度冬期書評レポートの課題

以下の書籍の中から 1 冊選択して,書評を書く事.

P. クルーグマン 『恐慌の罠』中央公論新社

林 直道『恐慌・不況の経済学』新日本出版社

提出要領:

400 字詰め 10 枚程度.ワープロ可.但し,似たようなレポートは,全て零点評価 とする.

2006 年 1 月 13 日,教場で提出.

政経事務所備え付けの表紙 (A4) をつけること.論題は, 書籍題名に,書評論文または 書評レポートと付記すること.


❖ 2005 年 7 月 21 日

定期試験に付いて,3 題出題.

[1] 論述試験.3 問より 1 問選択 次の A,B,C のいずれか 1 題を選択して解答せよ. 解答した問題番号 を,解答用紙の [ ] 欄に明記せよ.解答は 2 列に並べて記述せよ.

A 商品の交換比率(価格)の決定が交換過程で何故完結し得ないのか, 簡潔に述べよ.

B 貨幣は如何にして資本に脱皮するか,労働力商品に重点を置いて, 説明せよ.

C Marx の拡大再生産表式による資本蓄積と経済成長の理論において, 経済の成長率を 決定する要因は何であるか,考察せよ.

[2] 字句説明

[3] 計算問題


❖ 2005 年 1 月 26 日

定期試験に付いて.全 4 題出題

[1] 論述試験.2 問より 1 問選択.

(1) 資本主義経済の不安定性,永続可能性について

(2) Marx と Sraffa の生産価格論の比較,論評

[2] 生産的労働の判定.4 問

[3] 字句・用語説明.2 問選択

[4] 計算問題.2 問より 1 問選択.

(1) 複雑労働の単純労働への還元

(2) 賃金利潤曲線

前期を含めて,すべて講義で触れた問題で,プリント等も配付済み.

但し,問題の分量は多いかも知れないので,各自,よく準備しておくこと.


❖ 2004 年 12 月 18 日

2004 年度冬期書評レポートの課題

以下の書籍の中から 1 冊選択して,書評を書く事.

P. クルーグマン 『恐慌の罠』中央公論新社

米山秀隆『世界恐慌』ダイヤモンド社

林 直道『恐慌・不況の経済学』新日本出版社

提出要領:

400 字詰め 10 枚程度.ワープロ可.但し,似たようなレポートは,全て零点評価 とする.

2005 年 1 月 14 日,教場で提出.

政経事務所備え付けの表紙 (A4) をつけること.論題は,書評論文または 書評レポートとすること.